産後の異変③
産後5日目。相変わらずてんの下痢と血便は、治まる気配がありません。食欲が無いので、てんの大好きなさつま芋や、ササミをほぐしたものを与えてみますが、思ったほどは食べてくれません。赤ちゃんは変わらずおっぱいを求めていますし、このままではてんが脱水症状か何かで倒れてしまうのではないかと心配になり、病院に電話をしてみても「無理に食べさせないで」と言われるだけです。
「本当にこのままで大丈夫なのだろうか…」と不安で仕方ありませんでしたが、何と夜には徐々に便が固形になってきました!
ところが、喜んだのも束の間、翌朝再び緩くなっていき、更に血も混じるようになってきました。この日、今まで診てくださっていた先生と違う先生が診察されていると知り、セカンドオピニオンのつもりで病院に向かいました。ベテランの先生で、その先生による診断は「産後のストレスと、急に高カロリー食に変わったことによるもの」でした。
考えてみれば、平時でも「変える時には徐々に」、が原則です。「赤ちゃんにおっぱいを!」しか頭になく、「栄養価の高いものを」「低カルシウム血症回避に粉ミルクを!」と、いきなり食べ物を変えてしまった私の責任です。本当に可哀想なことをしてしまいました。ごめんね、てん。
取り敢えず一旦妊娠前に食べていたものに戻す、カルシウムは人間用のサプリ(ただしマグネシム入りは不可)を砕いて与えれば良い、とのこと。サプリをどれくらいの量与えれば分からなかったのですが、先生がおっしゃるには「カルシウムを与え過ぎたからと言って害はない」。先生の言葉を信じて、急ぎサプリを買いに走ります。そして驚くことに、カルシウムのサプリを与えてから、時折みせていた震えが全く見られなくなりました。先生に感謝です。