tensorafamily’s diary

チワワの家族との悲喜こもごもを綴ります

出産最大の試練

 4番目の赤ちゃんまで順調にきていただけに、途中で止まったままの赤ちゃんの姿に私たち家族にも緊張が走ります。てんのいきみも弱々しいためか、なかなか出てくることができません。身体を外に引っ張り出してあげようとしても、ツルツル滑ってうまく赤ちゃんを掴むことができない、ガーゼで赤ちゃんを拭いてくるんでも、引っ掛かっているのか出てこられない、そして赤ちゃんのお腹の色は紫色になっていきます。

 救急病院に電話をしてこのまま連れて行くべきか、ならばどうやって車に乗せようか、そんなことを考えながら「ごめん、てんちゃん!」と、てんの身体に指を入れて引っ張り出そうとトライすること…この間どれくらい時間が経ったのかは思い出せません。が、2021年1月1日、午後零時5分、無事最後の赤ちゃんがこの世に誕生しました!177gの女の子です。疲れているてんにとって、最後の試練と言わんばかりの難産になり、「てん、頑張った!赤ちゃんも頑張った!」と自然に涙が溢れたのでした。てんが妊娠するまで、まさかこんなに多くの赤ちゃんがチワワに宿るとは思ってもみず、しんどく大変な思いをさせてしまってごめんね、てんちゃん、という思いと共に…。

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出産当日の夜・てんと赤ちゃんたち

 末っ子は身体が紫色のまま元気がなく、てんの母乳を飲ませるのは到底無理だったので、長女同様ミルクをなめさせ様子をみることにしました。心配していましたが、夜には姉兄と共にお母さんのおっぱいを求めていたので一安心。

 こうしててんの出産もひとまずは終わり、てんと赤ちゃんをながめながら、我が家は遅めのお正月を迎えたのでした。