tensorafamily’s diary

チワワの家族との悲喜こもごもを綴ります

お産が始まった!

 我が家には大晦日から元日にかけて、毎年変わらぬルーティンがあります。まず大晦日の午後6時くらいから晩御飯が始まり、1~2時間ほどで終われば各々観たい番組、したいことが違うので、自室に散っていきます。そして11時40分くらいに再集結し、紅白の結果を見ながら年越しそばを食べます。晩御飯からそんなに時間が経っていないので、お腹が空くわけもないのですが…。日付が変わるまでに何とか食べ終えます。

 カウントダウンが始まると、やをら立ち上がり、零時零分零秒にジャンプをして「よし、我々は今年もまた日付が変わる瞬間、地球上にいなかった」などと馬鹿馬鹿しい儀式を完了させたら、また自室に散って行き、就寝。これが毎年変わらぬ大晦日でしたが、今年は何せお腹の大きなてんがいます。何があってもいいよう、おそばはいつもより早めに食べます。しかしてんの熱は38℃台から下がりません。「う~ん、明日の出産も無いのかな?」と思いながらも取り敢えず日付が変わる瞬間、地球上から飛び出し、早々に明日に備えることにしました。

 明けて2021年1月1日。いつもは各々目覚めた順にリビングに集まり、お正月の準備が終わったら全員で近所の氏神様に初詣、帰ってきたら今年の抱負を順番に述べてお屠蘇をいただき、それからはひたすら飲んで食べて一日が終わっていく…旅行でもしない限り、これがほぼ毎年の我が家の元日です。が、今年は「てんの出産が終わるまでは飲めないかなぁ。取り敢えず初詣を済ませておこう」、とまずは神社へ。

 例年ならそこそこの人出がありますが、今年はコロナのためかまばらな上に、神社関係者の方々も見当たりません。「てんが無事出産できますように」しっかりお祈りをして帰路を急ぐのでした。

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唯一の生まれたばかりの写真

 家に着き、コートを脱いでいると、ケージを覗いた子供が「ん?生まれてない?」!何と、私達が出掛けている20分余りの間に、てんは第一子を産み、一生懸命へその緒を食いちぎろうとしているのでした。